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2、検索順位の復旧方法

 

これら11の主な検索順位が下がる原因とその原因を解消して検索順位を復旧する方法は次のようになります。



レンタルサーバーの不調・仕様変更



サイトの内部や被リンクのペナルティーを受けていなくても検索順位が大きく下がることがあります。


その理由の1つがサイトを置いているレンタルサーバーに何か問題が生じたために不具合が生じる時と、サーバー会社による仕様の変更です。


これは実際に2014年に国内で起きたことですが、国内大手のレンタルサーバー会社が外国にいるネットユーザーによるサイトの閲覧を禁止したことがありました。


現在でも大きな問題になっていますが、海外のハッカーが国内のサーバーを攻撃してサーバーが繋がらなくなるという問題が多発したことがあります。その他にも海外のハッカーがWordPressというCMS(コンテンツ管理システム)で作ったサイトのセキュリティーを破りサイトを乗っ取り改ざんするという問題が多発したこともありました。


顧客のサイトを守るために海外からのそうした攻撃をシャットアウトすることはサーバー会社の立場としては理解できますが、海外のネットユーザーがサイトを閲覧出来なくなったことによりサイトのトラフィックが激減するのは検索順位ダウンの要因になりかねないダメージとなります。


また、Google等の検索エンジンのクローラーは国内にあるとは限りませんので検索エンジンによる情報収集を禁じるのはSEOに対して大きなマイナスになることがあります。


他にもサーバー会社の問題として以前実際に起きたのは国内の大手サーバー会社が顧客のサイトのデータの多くを誤って削除してしまいバックアップデータも無かったという事件がありました。その時は、コンテンツをサーバーのデータベースに格納しているCMSのデータも消し飛んでしまい復旧が出来ないという事態を招くことになりました。


こうしたことが起きるとSEOの運営に大きなマイナスになることがあるので常日頃からサーバー会社からの連絡には目を通すことと、他部署の担当者がサーバー周りを担当している場合は連絡を普段から密にする必要があります。


また、CMSを使いサイトを運営している場合は、データベースや各種ファイルの日常的なバックアップを怠らないようにしなくてはなりません。



サイト運営者のミス


サイトの内部や被リンクのペナルティーを受けていなくても検索順位が大きく下がる2つ目の原因として稀にあるのがサイト運営者による何らかの人為的なミスです。


サイト運営者の人為的なミスには:


(1)ドメイン管理料金、レンタルサーバー料金の払い忘れ


(2)テストページの放置


(3)過去に作った過剰な内部対策をしたページを放置


(4)目標サイトにオールドメインを使用


のようなものがあります。


(1)ドメイン管理料金、レンタルサーバー料金の払い忘れ


サイト運営に慣れていない企業で稀に起きるのがドメイン管理料金やレンタルサーバー料金の払い忘れです。


ドメイン管理料金は毎年更新料金を支払う必要があるものでそれを怠るとサイトが見れなくなるだけでなく、他人にそのドメイン名を取られてしまうことがあります。


レンタルサーバー料金も支払期限を過ぎるとサーバーの利用が停止されてしまい復活には手数料をとられることがあります。


こうしたことが起きるとサイトが見れなくなり、Googleのクローラーも情報収集が出来なくなるだけでなく、せっかく検索結果ページに自社サイトがかかってもユーザーがサイトを見れなくなり機会損失に繋がります。


こうした初歩的なミスを防止するためには日頃から支払い期限を一覧表で管理することと、万一期限が過ぎてドメインやサーバーが停止されていても、あきらめないで管理会社に事情を話して復旧してもらうように依頼することです。多くの場合追加料金を払えば復旧してもらえることがあります。


(2)テストページの放置


これも稀にあることですが、一般ユーザーではなく身内のスタッフ同士やWeb制作会社とWebページの試作品を見ながらやり取りするためのテストページがGoogleのクローラーに認識されてしまいインデックスされてしまうというアクシデントがあります。
書かれている文章がほとんど同じ複数のデザイン案のページをサーバーに置いておくとGoogleが検知してインデックスしてしまうことがあります。


【テストページのURL例】


http://www.suzuki.com/test.html


http://www.suzuki.com/index2.html


http://www.suzuki.com/index3.html


http://www.suzuki.com/test/index.html


Googleはインデックスされている他のページからリンクを張らなくてもWebページの存在を認識してインデックスしてしまうことがあります。


考えられる理由は、Googleにログインしているユーザーの行動がブラウザが記憶しているクッキーファイルによって分かるからです。


こうしたアクシデントを防止するためにはテスト用ページはパスワードをかけて一般には見れないようにすることです。そうすることによりGoogleのクローラーも見れなくなり検索順位に影響を与えることは無くなります。


(3)過去に作った過剰な内部対策をしたページを放置


Googleはキーワードを詰め込んだ過剰な内部対策をしたページがあるサイトの評価を下げます。


昔のSEOの常識で作ったそうしたキーワードを詰め込んだ古いページがサーバー上に残っているとそのことがGoogleのインデックスデータベースに記録され続けてサイトの評価に悪影響を及ぼすことがあります。


こうしたことを防止するためにはGoogleで:


site:ドメイン名


で検索してサイト内にどのようなページがあるのかを確認して古い時代遅れのページを見つけたら即時に削除するようにして下さい。


また、FTPソフトなどでサーバーに入って現在使っていない不要なページがあるかを確認して見つけたら削除しサーバー内にあるファイルは実際に現在使っているものだけにするようにしてください。


【site:でサイト内にあるページを調べた結果の例】



(4)目標サイトにオールドメインを使用


他人が使っていた古いドメインネームを使ってサイトを開くことが昔のSEOの世界では1つのテクニックになっていました。


何故ならペンギンアップデートが実施された2012年以前のGoogleは古いサイトからのリンクを高く評価していたのと、古いサイトのほうが新しいサイトに比べて上位表示されやすい特徴があったからです。


しかし今日のSEOではそうしたグレーなやり方は効果は出なくなってきました。


それどころか、そのドメインネームが他の所有者によってGoogleを欺くようなスパム行為(不正行為)をしていたサイトに使われていた場合、そのドメインの評価は非常に悪い状態になります。その結果、そうしたドメインを使ってサイトを開くと最初からGoogleの評価が非常に低くなり上位表示されないことがあります。


こうした理由から、上位表示を目指す目標サイトには他人が使っていた古いドメインは使わないで新しいドメインを使うことが安全で確実なSEO施策の1つになります。



SEO目的のリンク販売をしている


Googleはリンクが張られているサイトは人気があると評価して上位表示されやすくします。しかし、Googleが評価するのは自然発生的なリンクだけであり、金銭の授受が伴う有料のリンクは評価しません。


今日ではそうした有料のリンクを買った購入者だけではなく、リンクを提供した販売者にもペナルティーを与えるようになってきています。


有料のリンクとは金銭をもらうことにより広告欄にリンク広告(テキスト、画像の両方)を張るタイプや、リンク先の企業や商品の紹介記事を書いてリンクを張るものです。


こうしたペナルティーを受けないためにはrel="nofollow"属性を<a>タグに追加することが必要です。これをすればリンクを販売した側も、リンクを購入した側も両方共Googleからペナルティーを受けずに済みます。


しかし、これをすることによりリンクの効果はなくなり、ユーザーがリンクをクリックしてリンク先のサイトを見るというトラフィック効果だけしか得られなくなります。


万一有料リンクの販売が発覚してペナルティーを受けた時は有料のリンクを削除するか、rel="nofollow"属性を<a>タグに追加した後にサーチコンソールの中にある「再審査リクエストフォーム」でその旨Googleに報告をして下さい。そうすることにより改善が認められたらペナルティーを解除してもらい検索順位は数週間以内に元に戻るようになります。


【再審査リクエストフォームを使ったことによってペナルティー解除の通知がサーチコンソール内に来た例】




目標キーワードとページテーマにギャップがある


これはペナルティーというほどのものではありませんが、上位表示を目指す目標キーワードと一致したテーマのページで無いことをGoogleが認識すると順位が下ることがあります。


ページを作ったばかりの時は他のサイトに似たようなテーマのページが無かったので上位表示していたものが、その後似たテーマのページが増えることにより競争率が高くなり自社サイトのページの検索順位が落ちるということがあります。


対策としては、自社の目標ページが目標キーワードをテーマにしたものになっているかを確認して、違っている場合は目標キーワードとテーマが一致するコンテンツに変えていく必要があります。


また、最初の頃はテーマが一致していたページだったとしても、その後コンテンツをそのページに追加することによって徐々にテーマが逸れたページに変化してしまうことがあります。


こうしたことが起きないように一度決めたテーマがコンテンツを追加することによってブレないようにページのテーマから逸れたコンテンツを追加せずに一致したテーマのコンテンツを追加するようにして下さい。



トップページの目標キーワードとサイト全体のテーマにギャップがある


特定のページだけではなく、サイト全体として見た場合、そのサイトのトップページの目標キーワードとは関連性が低いテーマのページをサイトに追加するとトップページの検索順位が落ちることがあります。


サイト内にページを増やしていくうちに最初はテーマを絞っていたサイトが徐々に元々のテーマとは違った、あるいは逸れたページが増えてしまうからです。


例えばトップページ「家具 通販」で上位表示するためにはそのサイトには家具に関するページを増やしていくべきです。ソファやTVボード、本棚などは家具なのでこうしたテーマのページを増やすことはトップページを「家具 通販」で上位表示するためにプラスに働きます。


【サイト全体のテーマが絞られているサイト】



しかし、そのうちに家具以外にも売りたいと思った雑貨類や家電製品などのページも増やしてゆくことあります。企業は売上を増やそうとするものなので当然のことでもあります。ただそうなると次第にサイト全体のテーマが家具から逸れてゆき気がついた時には「家具 通販」での検索順位が落ちてしまうのです。


【ページを増やすことによりサイト全体のテーマが次第に逸れてしまったサイト】



こうした問題を避けるためには一度決めたテーマから逸れないページを無理せずに継続的にサイト内に増やしてゆくことです。


そうすることによって一貫したテーマのページを増やし専門性の高いサイトを作り上位表示に有利にすることが出来るのです。


すでにこの問題が原因で順位が落ちたということが分かったら、トップページの目標キーワードとテーマが逸れたページを全て削除するか、他のドメインのサイトやブログにページを移動することが復旧の対策になります。



コンテンツのオリジナル性が低い


第4章で説明したようにコンテンツの独自性が無いと検索順位を上げることは出来ません。


文字コンテンツが他のドメインのサイトに書かれているものをコピーしたり、一部だけを改変して見た目だけ独自性があるように見せかけたものでは独自性があるとは言えません。


また独自性があるかどうかは1つのドメインのサイト内にある他のページと比較した時も必要になります。同じような文章のかたまりが書かれているページがサイト内に多数ある場合、そのサイトの独自性が損なわれてしまいます。


そのためサイト内の1つ1つのページを確認して重複している文字コンテンツがあるかどうかを調べ、重複した文字コンテンツを発見したら重複コンテンツを削除しそれぞれのページに独自の文字コンテンツを追加することが必要になります。


独自性の高いコンテンツを増やす最善の方法は一次情報を増やすことです。


一次情報とは、コンテンツの書き手が自分が体験したことの感想や意見、そして他社に取材をしたインタビュー記事などがあります。


その他、顧客が体験談や商品の感想を書いたものも一次情報であり独自性のあるコンテンツだとGoogleは認識してくれます。


サイト内にコンテンツのオリジナル性が低いページを発見したらそれらを全て削除するか、別ドメインのサイトやブログにそうしたコンテンツを移動するようにして下さい。



別ドメインの類似サイトを運営している


サイト運営者がよく犯すミスの1つに類似したテーマのサイトを別ドメインで作ってしまうというものがあります。


Googleは基本的に1つの情報提供者は1つのドメインにつき1つのテーマのサイトを持つことを望んでいます。


そうすることによって同じ情報提供者の運営するWebサイトが特定のキーワードで検索した時にGoogleの検索結果ページ上に複数表示されるのを防ぐことが出来るからです。


そうしないと才能がある情報提供者が検索結果ページを独占してしまいGoogleが提供する情報の多様性が失われてしまうからです。


こうしたGoogleの立場を十分理解した上で、1つのテーマにつき1つのドメインのサイトだけを運営するよう心がけて下さい。


1つのテーマにつき1つのドメインとは例えば、鈴木歯科医院という情報発信者が:


①鈴木歯科医院公式サイト(総合サイト)
http://www.suzuki-shika.com


というサイトを作ってトップページを
「世田谷 歯科」
というキーワードで上位表示を目指しているとします。


この歯科医院が他にも次の4つの専門サイトを作ったとします:


②世田谷矯正歯科センター(専門サイト)
http://www.setagaya-kyouseicom


というサイトを作ってトップページを
「世田谷 矯正歯科」
で上位表示を目指し


③世田谷審美歯科センター(専門サイト)
http://www.setagaya-shinbi.com


というサイトを作ってトップページを
「世田谷 審美歯科」
で上位表示を目指し


④世田谷インプラントセンター(専門サイト)
http://www.setagaya-implant.com


というサイトを作ってトップページを
「世田谷 インプラント」
で上位表示を目指し


⑤インプラントセミナー専門サイト(専門サイト)
http://www.implant-seminar.com


というサイトを作ってトップページを
「インプラント 東京」
で上位表示を目指し


⑥インプラント研究室(専門サイト)
http://www.implant-kenkyushitsu.com


というサイトを作ってトップページを
「インプラント」
で上位表示を目指していたとします。


この場合


②世田谷矯正歯科センター(専門サイト)


③世田谷審美歯科センター(専門サイト)


④世田谷インプラントセンター(専門サイト)


まではそれぞれに矯正歯科、審美歯科、インプラントという異なったテーマがあるのでそれぞれのサイトの存在はGoogleに許され、それぞれのサイトがそれぞれのキーワードで上位表示することは可能です。


しかし、


⑤インプラントセミナー専門サイト(専門サイト)


⑥インプラント研究室(専門サイト)


は両方ともインプラントをテーマにしたサイトであるため


④世田谷インプラントセンター(専門サイト)


とテーマが重複してしまいます。


テーマが重複したサイトをそれぞれ別ドメインでこのような形で運営するとGoogleはこれらのサイトのうちいずれか1つしか上位表示させなくなります。


そうなるとそもそも3つもインプラントをテーマにしたサイトを持つ意味がSEO的に無くなります。


ではこのように3つの同じテーマのサイトを作った場合はどうすれば良いのかというとこれら3つのドメインのサイトのうち2つを閉鎖することが1つの対処策です。


そうすれば1テーマ = 1ドメインの原則に適合するので問題は無くなります。


しかし、せっかく3つのサイトを作ったので2つもサイトを閉鎖するのはもったいないという場合は1つのドメインに3つのサイトを次のように集約することです。


④世田谷インプラントセンター(専門サイト)
http://www.setagaya-implant.com


⑤インプラントセミナー専門サイト(専門サイト)
http://www.setagaya-implant.com/seminar/


⑥インプラント研究室(専門サイト)
http://www.setagaya-implant.com/kenkyushitu/


Googleは決して同じテーマのサイトを複数持つことを禁じているわけではありません。


Googleが禁じているのはあくまでも複数のドメインを使って複数のサイトを持つことです。


ドメインが1つだけならその中に同じテーマのサイトを複数持つことは許されます。(ただし、それぞれのサイトの中に書かれている文章は重複せずに独自性があるコンテンツであることが求められます)


また、この例の場合、総合サイトである


①鈴木歯科医院公式サイト(総合サイト)


の中には歯科医院が提供している医療サービスである


矯正歯科


審美歯科


インプラント


に関するページがそれぞれ1ページずつある程度なら問題はありません。


それ以上個々の医療サービスについてのページを増やしてゆくと、別ドメインで作った


②世田谷矯正歯科センター(専門サイト)


③世田谷審美歯科センター(専門サイト)


④世田谷インプラントセンター(専門サイト)


等とコンテンツの重複が増えてSEO上の問題が生じます。


この例のように総合サイトの他に複数の専門サイトを別ドメインで複数作るサイトは総合サイトとのコンテンツの重複がほとんど起きないように気を配るようにして下さい。




他社が運営している別ドメインのサイトに自社サイトのコンテンツの一部をコピーしている


これも良く起きるミスですが、自社サイトに書かれている文章を他社が運営している別ドメインのサイトにコピーしてしまうというミスです。


新規客を増やすために他人が運営しているポータルサイトに自社の情報をたくさん載せようとする時、文章を新しく考えるのが面倒なので現在サイトに書かれている文章をコピーしてポータルサイトに書いてしまうということがあります。


こうしたことをすると、通常ポータルサイトのほうが様々な情報があるのでトラフィックが多くGoogleからの評価が高いために自社サイトのほうが上位表示出来なくなってしまいます。


自社サイトに書かれている文章をコピーしがちなものとしては:


①ポータルサイト


②無料ブログ(アメブロやライブドアブログ等)


③ショッピングモール(楽天、アマゾン、ヤフーショッピング、価格コム等)


④無料ホームページレンタルサービス(Googleサイト、Jimdo、Wix等)


⑤ソーシャルメディア(Facebookページ、Twitter、YouTube等)


等があります。


こうしたサービスを使う時は必ず自社サイトに書かれている文章をコピーして安易にそれらに貼り付けるのではなく、自社サイトには書かれていない文章をそれらのために新たに書いて投稿するようにして下さい。


特に商品やサービスの紹介文やお客様の声をそのままこうしたところにコピーして貼り付けるミスがよく見られますので十分注意して下さい。


また、すでにこうしたことをしてしまった場合は、面倒でもそうした文章をこれらのサービスのサイトから削除するか、文章を書き直すようにして下さい。


記憶に無い場合は、コピペルナーというソフト等を使うと自社サイトに書かれている文章がネット上の何処かのサイトにコピーされているか、どの程度コピーされているかを短時間で調査することが出来ますのでそうした際には使用すると効率的にコピーコンテンツを見つけることが出来ます。



Googleのアルゴリズムが自動的にサイトの品質に問題があること検知


Googleはサイト内のコンテンツやページ内のソースに何らかの品質上の問題を検知した場合、そのサイトの検索順位を下げます。


コンテンツを自社サイトに増やすことはSEOの成功に必要なことですが、やみくもに増やせば良いというものではありません。そのようなことをしたら検索順位が上がるどころか逆効果になることがあります。


上位表示に貢献するのではなく、そのことを阻害するコンテンツやページ内のソースには次のようなものがあります。


(1)用語集・基礎知識


サイト内にコンテンツを増やそうとしてむやみに用語集や基礎知識のページを増やすことは検索順位低下のリスクを高めることになります。


用語集や基礎知識を増やすこと自体はユーザーのためになる良いことですが、次のようなものは避けなくてはなりません:


①他のサイトにも書かれている文章をコピーまたはリライト(書き直し)したもの


②トップページで狙っている目標キーワード、つまりサイト全体のテーマから逸れた内容のもの


(2)リンク集


次に検索順位を落とす原因になっているのがリンク集です。本来リンク集をサイトに載せることはとても良いことです。


理由は、関連したサイトを自社サイトに来てくれたユーザーに紹介することはユーザーの経験を充実させることになり、サイトへの満足度が高くなるからです。


もう一つの理由は、自分が他人のサイトにリンク集からリンクを張ってあげることによって、お返しとしてこちらのサイトにも相手のサイトのリンク集からリンクを張ってくれることが良くあるからです。他人のサイトからリンクをされて紹介されている信頼出来るサイトとしてGoogleに評価され検索順位アップに貢献することになります。


しかし、リンク集をサイトに載せるメリットがある反面デメリットが近年目立つようになりました。


最大のデメリットは、紹介先のサイトが増えれば増えるほどリンク集ページが増えてしまうことです。極端なサイトになるとサイトの総ページ数が100ページあるなかで50ページ以上がリンク集であるというケースもあります。


リンク集のページ数が1、2ページくらいならば問題はありませんが、たくさんリンク集を作ると:


①テーマが逸れた関連性の低いコンテンツが増えてしまう


というデメリット生まれます。このデメリットを回避するためには、リンク集のページ数はサイト全体の10%以下に抑えることです。
総ページ数が100ページあるサイトならどんなに多くとも10ページまでしか、リンク集を持たないことです。
リンク集ページは可能な限り減らすべきです。


②オリジナル性の無い文章が増えてしまう


リンク集ページを増やす2つ目のデメリットはテーマの関連性は高くともリンク集に載っている文字情報はオリジナル性が高くないという問題があります。


何故オリジナル性が高くないのかというとリンク集には通常、紹介先のサイト名と、紹介文、そしてサイトのURLが載っており、それらの情報はインターネット上の他のサイトのリンク集にも書いているものだからです。


リンク集に載せるサイトの紹介文を自分で考えるには労力と時間がかかります。


そのためほとんどのサイト運営者は紹介先のサイトに書かれている「リンクの張り方について」というページに書かれているサイト紹介文をコピーしてしまうのです。


コピーをしているのが自分だけならば良いのですが他の人もその情報を見てコピーしてサイトのリンク集に張ってしまうので、他人のサイトにも書いている情報を自分のサイトに掲載してしまうことになります。


そうなるとGoogleがリンク集ページはオリジナル性の低いコンテンツだと見なして検索順位を下げることになるのです。
こうした理由からリンク集ページの内容はオリジナル文章にすることと、ページ数を増やさないように気をつけなくてはなりません。


(3)文章の少ないブログ


もう一つのマイナス要因になることがあるコンテンツはサイトに設置したブログの記事の文字数です。
サイトにページ数を増やすためにブログをサイトのドメインの中に設置することが有効な手段になっています。
ドメイン内ブログを設置すれば複数の人数や、Webページを作ることができない人でもブログの管理画面に入り表題と本文をタイプしてボタンを押すだけでWebページを簡単に作成することができるからです。
しかし、何でも良いから記事を書けば良いということではありません。


最初に気をつけなくてもならないのは、ブログ記事の文字数です。
文字数が数百文字程度しかないブログ記事を書いてしまうとそのページのヘッダーやサイドメニュー、フッターにあるテキストリンクがたくさんあるとそれらメニュー部分のテキストの文字数の方がブログ記事本文よりも多くなってしまい、そのページ固有のオリジナル文章が少ないということになってしまいます。


Googleが高く評価するコンテンツは最低でも500文字以上のオリジナル文章があるページです。そしてユーザーにとって少しでもためになるブログ記事を書こうとすると通常800文字以上になります。ブログ記事は読む人にとって少しでもためになるものでなくてはならないので最低でも800文字は書くように心がけて下さい。


(4)完全にテーマが逸れているブログ


ブログ記事としてサイトにページを増やす際にもう一つ気をつけなくてはならないことがあります。
それはサイトのトップページで狙っている目標キーワードと関連性の低いブログ記事を書かないことです。


例えば、トップページの目標キーワードキーワードが「ホームページ制作会社 東京」なのに、そのサイトのドメインに設置されたブログの記事にはホームページ制作にも東京という言葉にも関係の無い、家族のことや映画の感想などを書いたとします。


毎日ブログ記事を書くのは良いのですが、毎日関連性の低いことしか書かなければ、「ホームページ制作 東京」というテーマとは全く関係の無いページばかりになり、検索順位が落ちてゆくことになります。


こうした理由からトップページで狙っている目標キーワードと関連性の低いブログ記事を書くことは避けなくてはなりません。


(5)独自性の薄いデータページ


検索順位を落とす要因として良く見かけるのが、単語の羅列や住所録、データベースからコピーしたような名詞の羅列のような何らオリジナル性の無いページをサイトにどんどん増やしてしまった例です。
例として以下の図をご覧下さい。



このWebページには一見たくさんの文字数があるようにみえますが、よく見てみると事務所名、住所、電話番号、取り扱い業務などが名詞の羅列として載っているだけです。


Googleが評価するコンテンツはこうした単語の羅列のような薄いコンテンツではなく、「です」、「ます」、等の助動詞や、「て」「に」「を」「は」等の助詞を含む文章であることが最低の条件です。


そうしないと単にこうした単語だけを適当に電話帳や単語帳などからコピーして簡単に何も考えずに作ったWebページをいたずらに作った人たちに検索順位を操られてしまい、質が低いコンテンツだらけの検索エンジンになってしまい、その結果ユーザーからの支持を失うからです。


自社のサイトをGoogleなどの検索エンジンで上位表示するために必要なコンテンツは独自の意見や感想、体験に基づいた文章です。


決して他人のサイトに載っていることのコピーやリライトした小手先だけ変えた文章ではありません。オリジナル性の高いこうした文章を自社のサイトにあせらずに慎重に載せる姿勢が求められているのです。


(6) ALTへのキーワードの詰め込み


Webページ内にJPGやGIF等の画像を掲載する時にその画像が何の画像かを端的に説明するのが画像のALT属性部分です。


通常、ALT属性には右の図にあるように画像についての端的な説明を文字で記述します。


【画像の例】



【上の画像のソースとその中のALT属性の例】


<img src="/img/share/img_head_voice01.png" alt="お客様の声 1200件"/>


そうすることによりGoogle等の検索エンジンは画像の内容を理解しやすくなります。


しかし、SEOのためにALT属性の中にたくさんの文字を詰め込むことが流行したために最近ではALT属性の中に上位表示を目指すキーワードをいくつも含めることがペナルティーの原因になってきています。


ペナルティーを避けるためには次の点に注意をして下さい:


①一つのALTに目標キーワードを複数回含める


 例えばバラの写真が一枚Webページ内に掲載されていたとします。そしてその写真の画像ファイルのALTにバラというキーワードを1回含めて「赤いバラの写真」と書くのは問題がありませんが、2回も3回も含めて「バラの通販サイトバラドットコムが販売する赤いバラの写真」というようにしつこく書くのは問題になります。1つのALTには含める目標キーワードの回数は1回だけにした方が安全です。


【1つのALTには1回だけバラというキーワードを入れている良い例】



②複数のALTにいつも同じ目標キーワードが含まれる


 1つのWebページ内に100個画像ファイルが掲載されていたとしてそのほとんどの画像ファイルのALTにバラと言う言葉が含まれるのも危険です。
どうしてもバラと言う言葉を含めないと意味はわからないところはバラという言葉をALTに含めても良いですが、それ以外の画像のALTには別の言葉を含めるようにして1つの言葉がほとんど全ての画像のALTに含まれることは避けるようにして下さい。


こうしたALTへのキーワードの詰め込みのために検索順位が大きく落とされている事例が増えています。万一こうした傾向があるようならすぐに減らすようにして下さい。


このことは実際にGoogleの公式サイト内にある「コンテンツに関するガイドライン」の「画像」という解説ページに次のように解説されています。


https://support.google.com/webmasters/answer/114016


「alt属性は、画像ファイルのコンテンツを説明するために使用されます。この属性は、次のような理由から重要です。


Googleにとって代替テキストは、画像の題材についての有用な情報です。Googleはこの情報を使用して、ユーザーのクエリに最適な画像を判断します。


視覚障害がある、スクリーンリーダーを使用する、接続速度が遅いなどの理由から、ウェブページの画像を見ることができないユーザーも多くいます。代替テキストはこのようなユーザーに重要な情報を提供できます。


適切ではない例:



適切な例:



最適な例:



次のような記述は避けてください。


小さな子犬 レトリーバー ラブラドール ウルフハウンド
セッター ポインター ジャックラッセル テリヤ
ドッグ フード ドッグフード 安い 子犬の餌"/>


alt属性に多数のキーワードを指定する(「キーワードの乱用」)と、ユーザーの利便性が低下し、サイトがスパムとみなされる可能性があります。キーワードを多用するのではなく、情報に富んだ有用なコンテンツの作成に力を注ぎ、キーワードは文脈に合わせて適切に使用してください。Lynxなどのテキストブラウザを使用してコンテンツを確認することをおすすめします。」


(7)リンク情報部分のtitle=""属性へのキーワードの詰め込み


画像のALT属性と同じような問題を引き起こすことがあるのがリンク情報部分のtitle=""属性へのキーワードの詰め込みです。


リンク情報部分のtitle=""属性というのはリンク先のページやファイルの説明を書く部分です。


下図のようにその部分にそのページの目標キーワードを詰め込むのもALT属性へのキーワードへの詰め込みと同様のリスクがあるので避けるとともに、万一こうした傾向があるようならすぐに減らすようにして下さい。



(8)メニュー部分へのキーワードの詰め込み


通常ページ内にはヘッダーメニュー、サイドメニュー、フッターメニューなどがあります。



それらの中に無理やり目標キーワードを詰め込むことは避けて下さい。


次の例はヘッダーメニューに無理やりトップページで上位表示を目指しているキーワードを詰め込んでいる例です。


【キーワードが詰め込まれたヘッダーメニューの悪い例】



メニュー部分がテキストでも画像のALT属性であっても目標キーワードを含めるのは全体の50%以下にしたほうが安全です。



それを超えると上位表示をするために無理やりキーワードを詰め込んだ印象をGoogleに与えることになり上位表示に不利になるリスクが高まります。


次の例はサイドメニューにトップページで狙っているキーワードを全体の50%以下に抑えて書いている良い例です。


【サイドメニューのテキストリンク部分に目標キーワードを適度に含めている良い例】



(9)3大エリアへのキーワードの詰め込み


3大エリアとは:


①タイトルタグ


②メタディスクリプション


③H1タグ(1行目)


の3つのことを意味します。


何故、3大エリアと呼ぶのかというとSEO上3つの重要な部分を最適化するいうことからです。


タイトルタグとメタディスクリプションには目標キーワードを最大2回まで含めるように書いて、目標キーワード同士の距離はなるべく近くにならないよに離すのが安全です。


また、H1タグ、またはページの1行目には目標キーワードは1回だけ書くのが安全です。


【ペナルティーを受けにくい安全な3大エリアの例】


<title>SEOセミナーの全国開催日程 鈴木将司のSEO対策セミナー</title>


<meta name="description" content="SEOセミナーの開催日程。鈴木将司のGoogle・ヤフー上位表示対策。スマートフォンSEO、ソーシャルメディア、YouTube集客にも完全対応"/>


<h1>SEOセミナーの開催日程</h1>


この範囲を極端に超えた書き方がサイト内のページに見られた場合は、それが原因でGoogleやBing等の検索エンジンからペナルティーを受けている可能性があるのでキーワードの数を減らしてすっきりさせるようにして下さい。


※メタキーワーズ:


例:<meta name="keywords" content="SEOセミナー"/>


については、Googleはメタキーワーズを評価対象にしていないのでそこは特に気にする必要はありませんが、もし書く場合はそのページの目標キーワードを1個から5個くらいまでの範囲で書くようにして下さい。


※Googleの次に使われている検索エンジンのBingはメタキーワーズを評価対象にしていると言われています。


(10)パンくずリストへのキーワードの詰め込み


パンくずリストというのはユーザーがサイト内のどの位置、階層に今自分がいるのかを直感的に示すテキストリンクのことを言います。


名称の由来は童話「ヘンゼルとグレーテル」で、森の中で帰り道が分かるようにパンくずを少しずつ落としながら歩いたというエピソードから来ています(e-Wordsより)


パンくずリストをページのヘッダー部分に張ることにより次の例のようにユーザーが「HOME」(トップページ)の下にある「基礎知識」のさらに下にある「教えて!SEO」とういうページを見ているのだということがわかります。



そしてそこから「教えて!SEO」の上の階層の「基礎知識」やさらにその上にある「HOME」(トップページ)に戻ることも出来てサイト内のスピーディーな移動を助けます。


パンくずリスト内にはその部分のリンク先の情報が検索エンジンに理解してもらいやすいようにリンク先のテーマを表すキーワードを含めたほうが上位表示に有利になります。


しかし、無理やりキーワードを詰め込むのではなく、ユーザーにわかりやすいシンプルな文言をパンくずリストの部分に含めるようにして下さい。


パンくずリストにむやみにトップページで上位表示を目指している目標キーワードを詰め込むとキーワードの書き過ぎになりペナルティーを受けやすくなります。


特にトップページに戻るためのテキストリンクには無理やりキーワードを書かないようにしてください。トップページに戻るためのテキストリンクはHOMEまたはTOPと書くだけで十分です。


【無理やりトップページで上位表示を目指しているキーワードを詰め込んでいる悪い例 】


✕ 電話代行センターHOME > 電話代行お申込みの流れ


【見やすさを考えた良いパンくずリストの例】


◎ HOME > お申込みの流れ


(11)同意語の過剰な詰め込み


最近ペナルティーを受けているページで、同じ意味の言葉をしつこく何度も書いているページがあります。


例えばページ内に「整体」と書くだけではなく、いつも「整体(カイロプラクティック)と書くのは読みづらい文章をページ内に増やすことになります。


また、「ひな人形」と書くだけではなく「ひな人形(雛人形)」と書くのも1度だけ書くなら良いでしょうが、毎回書くのはしつこすぎます。


こうしたことをする理由は、そのページを「整体」で上位表示するだけではなく、「カイロプラクティック」でも上位表示しようとする意図があるための可能性があります。


同じ発音を別の表記で書いている「ひな人形(雛人形)」と書くのも「ひな人形」で上位表示したいだけではなく、「雛人形」でも上位表示しようとする意図があるための可能性があります。


こうした意図はサイト運営者の独りよがりな目的のためでしかなく、決してユーザーのためではないことがほとんどです。Googleはユーザーのためになるサイトを優先的に上位表示しようとするのでこうしたしつこい書き方をするページは上位表示されづらくなります。すこしでもこうした書き方が自社サイト内にあったらそれらを無くしていってください。これをしただけで検索順位が復旧した例が何度もありました。


(12)URLへのキーワードの詰め込み


本書の第3章でも解説したように、同じキーワードをWebページのURLに繰り返し入れることはGoogleが作成した「Google General Guidelines」によるとペナルティーの対象になるということがわかっているので避けるようにして下さい。


(13)キーワードの近接


近接とはページ内にある文章内に目標キーワード同士が近くに書かれていることを言います。近接には2つのパターンがあります。


水平近接:


目標キーワードが1つの行に複数書かれていてお互いが近くに接している


【水平近接の例】



垂直近接:


目標キーワードが縦の行に連続して複数回書かれていてお互いが近くに接している


【垂直近接の例】



どちらのパターンであっても近接がページ内のわずかな部分にあるのは問題はありませんが、何箇所にも近接があるということになるとGoogleからペナルティーを受けやすくなります。


近接が複数箇所ページ内にあったらそれが原因で検索順位が下がっている可能性があります。近接を減らしてユーザーに見やすいページにするように改善して下さい。


このことは実際にGoogleの公式サイト内にある「コンテンツに関するガイドライン」の「キーワードの乱用」という解説ページに次のように解説されています。


https://support.google.com/webmasters/answer/66358


『「キーワードの乱用」とは、Google の検索結果でのサイトのランキングを操作する目的で、ウェブページにキーワードや数字を詰め込むことです。このようなキーワードは多くの場合、リストやグループの中に、または他の部分から切り離されて独立して(自然な文章としてではなく)出現します。ページにキーワードや数字を詰め込むと、ユーザーの利便性が低下し、サイトのランキングに悪影響が及ぶ可能性もあります。文脈に合ったキーワードを適切に使用した、情報に富んだ有用なコンテンツを作成することに焦点を合わせてサイトを運営してください。


キーワードの乱用の例としては、次のようなものが挙げられます:


実質的な付加価値のない電話番号の羅列。


ウェブページが特定の市町村や都道府県に関する検索結果の上位に掲載されるようにするために市町村名や都道府県名を羅列したテキスト。同じ単語や語句を不自然に感じられるほどに繰り返すこと。


例:当店では、カスタムメイド葉巻ケースを販売しています。当店のカスタムメイド葉巻ケースは手作りです。カスタムメイド葉巻ケースの購入をお考えでしたら、当店のカスタムメイド葉巻ケーススペシャリストまでcustom.cigar.humidors@example.com宛てにお問い合わせください。』


(14)高過ぎるキーワード出現頻度


キーワードの近接や、3大エリアへの詰め込み、ALT属性やパンくずリストへのキーワードの詰め込み等をするとページ内のキーワード出現頻度が極端に高くなります。


キーワード出現頻度はトップページにおいては4〜6%以内でそれ以外のサブページでは2〜4%未満が理想です。


これらの数値を遥かに超えてしまうとGoogleやBing等の検索エンジンからペナルティーを受けやすくなります。


どのページにも例えばトップページで上位表示を目指すキーワードが5%以上も書かれている高い出現頻度ばかりのページから成るサイトは多くの場合GoogleやBingからペナルティーを受けて検索順位が極端に下げられます。


多くのSEO実践者はキーワード出現頻度解析ソフトを使ってキーワード出現頻度を調整しています。


(1)住 太陽氏が提供するキーワード出現頻度解析ツール


https://www.searchengineoptimization.jp/keyword-density-analyzer



(2)全日本SEO協会が提供するキーワード出現頻度解析ツール


http://www.keyword-kaiseki.jp/



※キーワード出現頻度についての詳細はSEO検定3級の公式テキストを参照して下さい。


(15)過剰な単語の羅列


Webページ内に掲載する文字は文字なら何でも良いということではありません。文字なら何でも良いということになれば極端な人は、全国、全世界の地名や人名を羅列したり、数字や記号ばかり羅列する人も出てくるはずです。


そうしたものをページ内にたくさん書いても効果は出ません。効果があるのは単なる単語、記号、数字、外国語の羅列 ではなく、「です」、「ます」、「である」などの助動詞や「て」、 「に」、「を」、「は」などの助動詞がついた文章の形をとっていることです。


【単語の羅列ばかりでペナルティーを受けやすいページの例】



(16)CSS(スタイルシート)によるテキスト・隠しリンク


スタイルシートを使うと文章やリンクをユーザーの目に見えないように隠すことが出来ます。しかしソース上には文章やリンクが書かれているのでGoogle等の検索エンジンロボットは認識します。


このギャップを利用してたくさんのテキストやリンクを隠そうとするサイト運営者がいます。そうした行為は時間の問題で検索エンジンによって発見されてペナルティーを受けます。少しでも心当たりがある場合はそれらを削除するようにして下さい。


【ソース内にはキーワードが書かれているのにブラウザの表面には表示されない例】


<h1 id="tagline">最高品質のTシャツをオリジナルで製作販売しています。</h1>


<p id="logo"><a href="http://www.order-t-shirts.com/"><img src="/img/share/logo.gif" alt="オーダーTシャツドットコム 1枚から写真入りまでオリジナルTシャツ専門店"/></a></p>


ただし、画像の表面に書いてある文字を画像の裏や、ブラウザーの外に隠すのは問題はありません。それ以上のことを書くと結果的に隠していると見做されてGoogleのガイドライン違反になりますので注意して下さい。


(17)JavaScriptによる隠しテキスト・隠しリンク


隠しテキストや隠しリンクの温床になりやすいのはJavaScriptも同じです。必要以上の文章やテキストを極端にブラウザを使うユーザーの目に見えないように隠すことは避けて下さい。


【JavaScriptを使った表示・非表示切り替えの例 】



(18)ページ内フレームへの隠しテキスト・隠しリンク


2006年にネット広告代理店が運営するサイトの大半がGoogleの検索結果から削除されたことがありました。


理由は、ページの下の方に高さ数ピクセルしかないページ内フレームを掲載してその中にユーザーの目に見れないように他のサイトへのリンクを大量に隠していたことが発覚したからです。


最近ではこうした行為をするサイト運営者はほとんど見かけませんが結果論としてページ内フレームにリンク情報を隠すとペナルティーの原因になるので気をつけて下さい。


【ペナルティーを受けたページ内フレーム隠しリンクの例】



(19)ハッキング・ウイルスへの感染


サイトがハッキング・ウイルスに感染するとGoogleの検索結果にそのページが表示された時に次のような警告文が表示されます。


【ハッキング・ウイルスに感染したサイトがGoogleの検索結果ページに表示されている例】




この表示が検索結果に表示されてしまうと検索ユーザーが怖がってリンクをクリックしなくなります。その結果、サイトに来なくなりサイトの死活問題になります。こうした事態に遭遇したら早めに手を打たねばなりません。


感染をする主な原因には・・・


・サーバーの感染


・WordPressなどのセキュリティーホールへのハッキング


・ファイルの感染


などがあります。


Googleが推奨する手順は:


1:サイトを隔離する


2:被害の程度を確認する


3:サイトをクリーンアップする


4:Google にサイトの再審査を依頼する


などがあります。


詳細はGoogle公式サイト内の:


http://support.google.com/webmasters/bin/answer.py?hl=ja&answer=163634&topic=2365140&ctx=topic


にありますが、適切な対応をすれば復旧しますので焦らずに慎重にこの手順に従って対応するようにして下さい。



Googleのアルゴリズムが自動的に不正リンクが張られていることを検知


2012年のペンギンアップデートの導入以来、Googleは不正リンクに対する取り締まりを強化しており、その取り締まりは年々厳格化してきています。


自社のサイトに不正なリンクが多数張られているとGoogleがそれを見つけた時に不正リンクに対するペナルティーを与えます。


不正リンクには次のようなものがあります:


1.金銭を渡すことによりリンクを購入した場合


2.過剰なアンカーテキストリンクを増やした場合


3.急激に被リンクを増やした場合


4.クリックされない陰性リンクを増やした場合


5.SEO目的のためだけに作られたサイトからのリンクを増やした場合


これらの不正リンクはペンギンアップデートが実施される2012年以前はむしろ上位表示に効果のある手法でした。しかしこうした手法ばかりを繰り返すサイトがGoogleで上位表示してしまうという状況が続きました。


こうした状況が続けばユーザーが本来見たいと思う質の高いサイト、人気のあるサイトが見つかりづらくなりGoogleはユーザーを失うことになります。


ユーザーを失わないためにGoogleは不正リンクへの対応を年々厳しくして検索結果ページから不正リンクによって検索順位が高くなっていたサイトのほとんどにペナルティーを与え順位を下げることに成功しました。


1.金銭を渡すことによりリンクを購入した場合


 本書ですでに述べたようにGoogleは不正リンクを売った側も、買った側も両方処罰します。金銭を渡して張ってもらうリンクは必ずrel="nofollow" 属性を<a>タグに追加してもらわなくてはなりません。これをすればGoogleからペナルティーを受けずに済みます。


これまでリンクを購入してリンクを張ってもらい未だそのリンクがされたままの場合はリンクを張ってくれているページのソースを見てrel="nofollow"属性が<a>タグに追加されているかを確認して下さい。


そしてされていなかったら追加するよう依頼して下さい。万一追加してくれないようならばそのリンクを削除するよう依頼して必ずそうしたリンクは削除してもらって下さい。


2. 過剰なアンカーテキストリンクを増やした場合


 アンカーテキスト中に記述された内容は自然でなくてはなりません。


アンカーテキストというのは


<a href="http://www.suzuki-koumuten.com">鈴木工務店</a>


というように<a></a>の間に記述された「鈴木工務店」というテキスト部分の事を言います。


この部分に「鈴木工務店」というアンカーテキストが書かれるのはよく見られる形ですが、この部分に「工務店 神奈川」と入れるのは不自然です。


何故なら通常、人は他人のサイトにリンクを張るときにサイト名か、会社名をアンカーテキストにしてリンクを張るか、URLをそのままアンカーテキストにしてリンクを張るからです。


【自然なアンカーテキストの例】


<a href="http://www.suzuki-koumuten.com">鈴木工務店</a>


<a href="http://www.suzuki-koumuten.com">http://www.suzuki-koumuten.com</a>


【不自然なアンカーテキストの例】


<a href="http://www.suzuki-koumuten.com">工務店 神奈川</a>


にも関わらず「工務店 神奈川」と入れてリンクを張るのはあたかも「工務店 神奈川」というキーワードで上位表示を目指しているかのようです。


こうした不自然なアンカーテキストが1つ2つ程度あるなら良いのですが、何十も、何百ものサイトにあればそれはSEOのためだけのリンク対策をしているのではないかとGoogleに察知されてリンクに関するペナルティーを与えられる可能性が生じます。


こうした過剰なアンカーテキストリンクをしてもらっている場合は自然なアンカーテキストに変更してもらうかリンクそのものを削除してもらう必要があります。


3.急激に被リンクを増やした場合


 Googleは被リンク元の増加率を監視しています。
急激に被リンク元が増えること自体には問題はありません。多くのユーザーが見たい情報がサイトに掲載されれば検索エンジンを通じて多くのユーザーがそのサイトを訪問します。そしてその情報を他の人達も知ってもらいたいと思った時、サイトを管理しているサイト管理者の多くが紹介をするためにそのサイトにリンクを張ることがあるからです。


しかし、その場合単に被リンク元が急激に増えるだけではなく、同時にそのリンクをクリックして訪問するユーザー数も比例して増えるはずです。


しかしSEO目的のためだけにリンクを張った場合、そのリンクをクリックする人達の数はほとんどいません。そのためたくさんのアクセスが発生することはなく、単に被リンク元の数だけが増えるという結果になります。


Googleはこのように被リンク数の増加率とそのリンクを辿って訪問したアクセス数を比較しています。


【Googleが被リンク元の数の増加とアクセス数の増加を比較しているイメージ図】



そして被リンク数だけが急に増えてそれにともなったアクセス数が増えない場合はそのリンクは不正なSEO目的だけのリンクではないかと疑うようになります。


短期間で検索順位を上げるためにはまとめてたくさんのサイトからリンクを張ってもらうことが2012年前までには当たり前のように行われていました。


一定の料金を払えば多数のリンク集に登録してリンクを張ってくれたり、多くのブログで紹介記事を書いてリンクを張ってくれるというサービスがありました。


そうしたサービスを利用すると利用した時だけ一気にリンク元の数が増えます。それ以外の時期にはリンク元の数はほとんど増えません。


Googleはこうした特徴を捉えて不正リンクを集めたサイトを見つけ出しペナルティーを与えるようになった現在、こうしたサービスを使うことは避けなくてはなりません。


すでにこうしたサービスを使い不正なリンクを増やし今でもリンクが貼られている場合はそうしたリンクの全てを削除するようリンク販売者に依頼をして下さい。


4.クリックされない陰性リンクを増やした場合


 Googleが公開している技術特許の1つに陽性リンクと陰性リンクの判別に関する特許があります。


陽性リンクというのはユーザーにクリックされているリンクのことで通常、陽性リンクはページ内の比較的目立つ部分にあります。一方、陰性リンクはユーザーにクリックされないリンクのことで多くの場合、ページ内の目立たない部分にあります。
このGoogleの特許によると陽性リンクは高く評価され、陰性リンクは高く評価されないということです。



通常、陰性リンクはページ内の目立たない部分から張られています。目立たないからサイト訪問者にリンクテキストやリンク画像を発見してもらえずにずっとクリックされないままになるのです。
陰性リンクであるかどうかはそのサイトからリンク先の自社サイトに多数のユーザーが移動しているかによって分かります。


つまり、リンクがサイト訪問者に発見されてクリックされていれば必ずリンク先であるサイトのアクセス解析ログに流入元としてリンクを張ってくれているサイトのURLがデータとして現れるからです。


自社サイトにGoogleアナリティクスが設置されているならば:


集客 → 全てのトラフィック → 参照サイト


で参照サイトのランキングを見てそのどこかにリンクを張ってくれているページのURLが表示され、かつ複数のセッション数が表示されていたらリンクはクリックされており陰性リンクではないということがはっきりします。


【Googleアナリティクスに表示されている参照サイトランキングの例】



5.SEO目的のためだけに作られたサイトからのリンクを増やした場合


 Googleが存在を認めるサイトはユーザーのために作られたサイトです。本来、ユーザーのためにサイトを作るというのは常識ですが、SEOのためだけにサイトを作る人達もいるのが現実です。そうした人達はドメインを買いサイトを作り適当なコンテンツを載せます。そして検索順位を上げたい目標サイトの順位を上げるためにリンクを張ります。


こうしたSEO目的のためだけに作られたサイトからリンクが張られているかを知るには自社サイトにこれまで集めた被リンク元の一覧を見て1つ1つの被リンク元のサイトをブラウザで見て確認することです。


自社サイトの被リンク元を調べる方法は、サーチコンソール内にある「リンク」という項目を見る事です。



そこに表示される画面右上の「外部リンクをエクスポート」という項目をクリックするとエクセルでこれまで自社サイト内のページにリンクをしているWebページの一覧が表示されます。そこにはすでにリンクをしていない古い被リンク元も表示されますがかなり正確に被リンク元を見ることが出来ます。




この表にはすでにリンクがされていない昔の被リンク元のURLも含まれていますが、最も古いものから新しいものまでのほとんどすべての被リンク元が表示されています。


この表を見ればユーザーに何の利益も与えないSEOのためだけに作られたサイトからのリンクを張られているかどうかが分かります。


万一、そうした不正なサイトからリンクが自社サイトに張られていることが分かったら連絡先が分かるようなら必ずリンクの削除依頼をするようにして下さい。



Googleのサーチクオリティーチームが肉眼でサイトの品質に問題があると判断


これまでGoogleがアルゴリズムによって自動的に与える不正リンクの種類と対処方法について述べてきましたが、アルゴリズムでは判定することが出来ない発見困難なものは人的な作業により発見してペナルティーを与えるようになっています。


これは本章ですでに述べたようにGoogleが運営するサーチクオリティチームという特別チームがGoogle General Guidelinesという品質ガイドラインに基づいてそうしたアルゴリズムだけでは判定できない不正行為を審査するのです。


Google は不正行為の情報収集をするために、スパムレポートフォームという検索ユーザーが不審に思うサイトを通報するツールから寄せられる大量の苦情からも不審なリンクを見つけるための情報収集をしています。


スパムレポートフォームはスパムの種類によって様々なフォームがあり、主だったものとしては「有料リンクを報告」というフォームと、Googleの検索結果で上位に表示されるように隠しテキスト、誘導ページ、クローキング、不正なリダイレクトなどのさまざまなトリックを報告するフォーム、そして著作権違反を報告するページがあります。


これら3つの問題は人間の判断力を必要とする高度な問題のためトレーニングを受けたGoogleのチームが慎重に一定の時間をかけて審査して問題が実際にあると判断した場合はペナルティーを与えます。


有料リンクや隠しテキストなどの問題があると判定された場合はペナルティーを与えられます。そしてこれらの問題を無くすまでの間はペナルティーは解除されません。こうした状態が続くとサイトを運営する企業に甚大な経済的打撃が与えられることになります。


こうした問題を解決せずにGoogleに問い合わせをして申し開きをしたり、弁護士事務所などを使って法的な働きかけをしてもペナルティーが解除されることはほとんどありません。Google側もこうした対応は予想しており一定のやり取りはしてくれますが、決してペナルティーは解除されません。


ペナルティーを解除するのはペナルティーの原因をサイト運営者が無くして問題を解決した時だけです。


これらの人的なペナルティーの中でも特に深刻なのが著作権の侵害によるサイトの削除です。Googleのスタッフがサイトの中にあるコンテンツが著作権を侵害していると判断した場合、そのサイトはGoogleのデータベースがから削除されます。また、最近ではあまり見かけなくなりましたが「アメリカ合衆国のデジタル ミレニアム著作権法に基づいたクレームに応じ、このページから1件の検索結果を除外しました。ご希望の場合は、chillingEffects.orgにて除外するに至ったクレームを確認できます。」


というメッセージとその経緯を英文で解説しているを表示しているChilling Effectsという著作権問題を追求するサイトへのリンクが張ってあることが何度かありました。(※Chilling Effectsは現在Lumenという名称に変更されておりURLはhttps://lumendatabase.org/に変更されています)


実際に以前あったのが、医療に関するサイトの内容をほとんどそのままコピーして文章やデザインの体裁だけを別のものにしただけのサイトが国内にありました。


コピーされた側の企業がGoogleにその旨報告した結果、何ヶ月もの間コピーした側のコピーサイトがGoogleの検索結果上に表示されている時に「アメリカ合衆国のデジタル ミレニアム著作権法に基づいたクレームに応じ、このページから1件の検索結果を除外しました。ご希望の場合は、chillingEffects.org にて除外するに至ったクレームを確認できます。


というメッセージとその経緯について英文で書かれてたサイトへのリンクが貼られていました。


そのコピーした側の著作権違反サイトは結局サイト管理者によって閉鎖されてその情報は今ではGoogleの検索結果には表示されていません。


こうしたメッセージがGoogleの検索結果上に表示されていると企業の信用が失墜して大きな経済的な損害が生じることがあります。そしてサイトの閉鎖や企業の倒産に繋がることすらあります。こちら側に何の落ち度もない場合は必ず弁護士を通じて冷静に迅速にGoogleに連絡をしてメッセージを解除してもらうように働きかけて下さい。



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