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1、検索順位が落ちる原因

 

前章ではパンダアップデートやペンギンアップデート等のGoogleアップデートの意味とその影響について述べてきました。


パンダアップデートやペンギンアップデートはこれまで何度も最新化されて強化されてきました。


そしてそれに従ってGoogleからペナルティーを与えられて検索順位が著しく下がる事例が増えるようになりました。


本章ではそうしたペナルティーを万一自社サイトが受けた場合や、ペナルティーではなくても検索順位を下げるミスを犯した場合、どうすれば検索順位を復旧出来るのかについて解説します。



自動ペナルティーと手動ペナルティー


Googleはサイトの内部や被リンク等に問題があると検知した時はほとんどの場合、自動的にペナルティーをサイトに与えてその検索順位を落とします。


これはアルゴリズムと言われる独自のコンピュータープログラムによって自動的に実行されます。


しかし、アルゴリズムでは発見が出来ない悪質な不正行為に対しては人的な資源により発見、処分をして検索順位を下げるようになっています。それはつまりGoogleが運営するサーチクオリティチームという特別チームがGoogle General Guidelinesという品質ガイドラインに基づいてそうしたアルゴリズムだけでは判定できない不正行為を審査します。


また、スパムレポートフォームという検索ユーザーが不審に思うサイトを通報するツールから寄せられる大量の苦情からも不審なリンクを見つけるための情報収集をしています。



このようにGoogleはペンギンアップデートの実施以前はほとんど野放しだった不正リンクに対して断固たる処置を取るようになりました。


そのため今日では自社サイトやクライアントのサイトに対して不正なSEOを実施することは非常に危険なことであり、避けなくてなりません。


このガイドラインは2015年よりGoogleの公式サイトでも公表されるようになりました。




検索順位が落ちる11の原因


検索順位が落ちる原因は大きく分類すると次の11個があります:


【原因1】
 レンタルサーバの不調・仕様変更


【原因2】
 サイト運営者のミス


【原因3】
 SEO目的のリンク販売をしている


【原因4】
 目標キーワードとページテーマにギャップがある


【原因5】
 トップページの目標キーワードとサイト全体のテーマにギャップがある


【原因6】
 コンテンツのオリジナル性が低い


【原因7】
 別ドメインの類似サイトを運営している


【原因8】
 他社が運営している別ドメインのサイトに自社サイトのコンテンツの一部をコピーしている


【原因9】
 Googleのアルゴリズムが自動的にサイトの品質に問題があること検知


【原因10】
 Googleのアルゴリズムが自動的に不正リンクが張られていることを検知


【原因11】
 Googleのサーチクオリティーチームが肉眼でサイトの品質に問題があると判断


検索順位が1位〜5位程度落ちた時は、自社サイトがペナルティーを受けたためだと断言は出来ません。原因は他のサイトの評価が高まりその分自社サイトの検索順位が相対的に下がっただけの可能性もあります。また新たに強力なサイトがオープンしたために相対的に自社サイトの順位が下がるだけのこともあります。そして他にもサイト運営者やサーバー管理会社の人為的なミスが原因であることもあります。


しかし、検索順位がそれ以上落ちた場合、特に以前よりも何十位も落ちた場合はその原因はGoogleによるペナルティーであることがほとんどです。



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