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1、トラフィックとは?

 

被リンク元の数と質という評価基準を偏重してきたGoogleは徐々に方針を転換してリンク以外の外部要素を評価するようになりました。


Googleが新たに評価基準として取り入れた外部要素とはトラフィック要因です。




トラフィックの意味


トラフィックとは直訳すると「交通量」の事です。サイトの交通量とはサイトを訪問するユーザー数のことでサイトのアクセス数を意味します。


Googleが2012年にペンギンアップデートを導入して以来、被リンク元を集めただけのサイトの順位よりも、トラフィックが多いサイトの順位が上がる傾向が強まるようになりました。



検索順位決定要因で年々重要性を増すトラフィック要因


トラフィックが多いサイトというのは別の言い方をすれば「人気があるサイト」ということです。


人気のあるサイトであればあるほどサイトを訪問するユーザーが多くそのサイトには多くのトラフィックが発生します。


この事は大手企業のサイトの検索順位が高まるようになったことを意味します。ペンギンアップデート実施前は大手企業のサイトより個人や小さな企業が作ったサイトが上位表示している事例がたくさん見られました。


その理由はたくさんのサイトからリンクを張ることによりGoogleからの評価を実際のサイトの実力よりも高く見せることが容易だったからです。


しかし、この傾向が長く続くと何が起きるかというとユーザーが求めるサイト、上位表示されるべきだと期待する有名な企業のサイトが上位表示出来ないということになりGoogleの検索順位に対する信頼が揺らぐことになります。


例えば「不動産」というキーワードで検索した時に大手の財閥系の不動産会社や上場している有名企業が運営する物件検索サイトが上位表示されずに、聞いたことも無い小規模な不動産会社のサイトばかりがGoogleで上位表示していたらどうでしょうか?


それでは真にユーザーが求めるサイトを検索ユーザーに提供することは出来なくなってしまいます。



トラフィックの多いサイトが上位表示をしている


Webが出来たばかりの2000年代初頭の頃は確かにリンク対策だけ、SEOテクニックだけで上位表示が出来ていた時代がありました。しかし現在では当時と比べてその傾向は弱まってきています。


このようにGoogleがペンギンアップデートの実施を通じて自らの検索精度を高めるにつれて、トラフィックが多い人気サイトが検索結果の上位に表示されるようになってきたのです。


この事は毎年のように海外の有力なSEO会社が発表しているSearch Engine Ranking Factors(検索順位決定要因)を見ると下図のようにトラフィックの要因が検索順位算定において利用されていることからもわかります。




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