ワールドワイドウェブは誕生当初、一部の研究者や趣味人が使っていた小規模なネットワークに過ぎませんでした。
しかし、誰もが自由に低コストで参加できるオープン性の魅力とその将来性に取り憑かれた人々により地球規模の巨大な情報ネットワークへと成長しました。その影響力は今日、新聞・テレビ・雑誌などのマスメディアと同じかそれ以上になり、人々の生活になくてはならないものになりました。
この技術を活用して人々の生活を豊かにした企業が世界中で次々と誕生し、多くの成功物語が生まれました。国内でもウェブを使い集客したことにより、都会から離れた場所にある企業が全国に世界に向けて商品を売り、立地条件の悪い店舗が繁盛店になったという事例が続々と生まれました。
しかし、ウェブを活用した集客に成功している企業はまだまだごく一部の企業だけでしかありません。その原因はウェブを使った集客をするための知識、技術が広く普及していないからだということ明らかです。ウェブを使った集客技術の情報はあふれかえるほど存在していますが、あまりにも情報が多いためその技術を習得するために何をどこから学べばよいのかがわかりにくい状況にあります。
ウェブマスター検定の目的はこうした状況を打開することです。このことを実現するためにウェブマスター検定の各級では4級から1級のカリキュラムを通じてステップバイステップで次のことを解説します。
4級:ウェブを使った集客に必要な基礎知識
3級:ウェブサイトのデザインとシステム開発
2級:ウェブマーケティングの流れと実施方法
1級:ウェブサイトの管理とトラブルの解決策
ウェブを使った集客技術をあらゆる層の人たちに身に付けてもらうための基礎知体系的に提供するとともに、ウェブという巨大なシステムの全体像と日々現場で必要とされる実務知識を理解するためのロードマップを提供します。
このロードマップにより、初学者にはウェブを使った集客を学ぶための出発点から終着点の道のりが見えてくるはずです。そして、現場で活躍している実務家は埋めるべき知識の空白がどこにあるのかが見えてくるはずです。
ウェブマスター検定をきっかけに、企業のDX化を実現するウェブマスターとして大きく活躍することを心より祈念します。
2023年9月吉日
一般社団法人全日本SEO協会
代表理事 鈴木将司