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5、ページ内の文字数

 

ページの文字数は何文字以上書けば良いのか?


SEOを始めたばかりの方が疑問に思う事の1つは、ページ内にはどのくらい文字を書けば上位表示しやすくなるのかという疑問です。


文字数が多ければ確実に上位表示するというものではありません。あくまでも検索ユーザーが満足するだけの情報量を提供するのがSEO担当者やWebサイト運営の責務です。


しかし、それでも文字数が少ないページのほうが多いページよりも上位表示しづらいことは確かです。


様々なページの文字数を計測した結果、概ね次のような目標値が適切だということがわかってきました。


(1)上位表示を目指さないページの文字数は = 500文字以上


(2)上位表示を目指すページの文字数は = 800文字以上


(3)競争率が激しい目標キーワードを設定したページの文字数は = 3800文字以上


です。



上位表示を目指さないページの文字数


サイトの中でも文字数が少なくて良いページがあります。それは上位表示を目指していないページです。


上位表示を目指すことがほとんどないページには:


(1)プライバシーポリシー


(2)会社概要


(3)お問い合わせフォーム


(4)サイトマップ


などがあります。ほとんどのサイトでこうしたページは目標キーワードがあるわけではなく、サイトの一つの機能としてのページでしかありません。


上位表示を目指さないページの文字数は = 500文字以上


になることを目指して下さい。例え上位表示を目指さないページでも、検索エンジンはサイト全体の評価が高いサイトにあるページを上位表示します。


そのためこうしたページにもトップページで上位表示を目指しているキーワードや、その関連キーワードを入れるなりして文字数を500文字以上にするようにして下さい。


次の例は実際に「債務整理」というビッグキーワードでGoogleで検索すると1ページ目に表示されているサイトにあるお問合せフォームのページです。そこには約500文字の文章やフレーズがフォーム記入欄の上に書かれています。




上位表示を目指すページの文字数


何らかの目標キーワードを設定したページ、つまり上位表示を目指しているページには最低でも800文字以上書くことをおすすめします。


ビッグキーワードではなく、ミドルキーワードやスモールキーワードで上位表示しているページの文字数をカウントするとほとんどの場合800文字以上書かれているからです。


上位表示を目指すページの文字数は = 800文字以上


になるよう目指して下さい。



競争率が激しいページの文字数


「インプラント」や「印鑑」等の競争率が高いビッグキーワードでの上位表示を目指すページの文字数をカウントすると近年では3800文字以上書かれていることが多いことがわかってきました。


競争率が激しい目標キーワードを設定したページの文字数は = 3800文字以上


を目指して下さい。



文字数を簡単に数える方法


ページ内の文字数は肉眼で1つ1つ数えると時間がかかってしまいます。簡単に文字数を数える方法としては文字数をカウントするサイトを使うことです。


手順としては:


(1)カウントしたい文字の部分を次の図のようにマウスで選択して反転表示します。



(2)それをコピーして文字数カウントサイトの文字入力欄に貼り付けカウントボタンをクリックします。そうすると次の図のように文字数が即時に計算されて表示されます。


【 文字カウントサイトの一例 】


http://www1.odn.ne.jp/megukuma/count.htm




文字数が多い業界は?


以上がほとんどの業界、目標キーワードで上位表示しているサイトにある各ページの文字数の目安です。いくつかの業種においてはそれらよりも2倍かそれ以上文字数が無いと上位表示しにくいということがわかってきました。


それらの業種とは:


(1)法律業界


(2)医療・健康・美容業界


(3)その他技術系の業界


などです。


何故これらの業界のサイトは他の業界に比べて文字数が2倍かそれ以上書かれている傾向があるのかというと専門知識が無いと理解し難いテーマを扱っているため一般の人でも理解できるように丁寧に書かないとメッセージが伝わらないからだと思われます。


こうした業界のWebページの上位表示を目指している場合は:


(1)上位表示を目指さないページの文字数は = 500文字以上 × 2 = 1000文字以上


(2)上位表示を目指すページの文字数は = 800文字以上 × 2 = 1600文字以上


(3)競争率が激しい目標キーワードを設定したページの文字数は = 3800文字以上 × 2 = 7600文字以上


を目指して下さい。



文字数が多いだけではコンテンツの質は下がる


ただし、文字数を増やすことだけを考えてWebページを作成すると大きなマイナスが生じます。


それは文字ばかりがたくさん書かれたページは一般の読者にとっては読みにくいために読まれなくなってしまったり、ブラウザの戻るボタンをクリックしてそのページから離脱してしまうことが増えるということです。


今の時代は新聞でもたくさんの写真や、図、イラスト等を載せて文章内容の理解を助けたり、興味を抱かせるような工夫をしています。書籍でも従来の文字ばかりのものよりも、わかりやすくするための画像がたくさん用いられているものが売れる傾向にあります。


読者離れ、ユーザー離れを引き起こさないためにも文字を増やせば増やすほどその分、画像も増やすように心がけて下さい。


次の例は心臓外科手術という非常に難しいテーマを扱っているサイトのページです。サイト運営者は各ページ最低でも3つの画像を載せて読者に興味を抱かせ、理解を深めてもらう努力をしているサイトです。


【心臓外科手術情報WEB】


http://www.shinzougekashujutsu.com/web/2009/09/10-136b.html




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