６、正味有効テキストをGoogleは評価する
正味有効テキストとは？
Webページ内に文字を増やすことは上位表示をするための重要な手法ですが、何でも良いから文字を増やすということではありません。
上位表示に効果のある文字を増やす必要があります。
上位表示をする上で効果のある文字の事を「正味有効テキスト」(Net Effective Text)と呼びます。
正味有効テキストをWebページ内に増やすことが上位表示にプラスに働きます。
正味有効テキストとは：
(1)そのページにしか書かれていないオリジナル文章
(2)テキストリンク以外の文章
(3)画像のALT属性以外の文章
(4)単語の羅列では無い助詞、助動詞、句読点等が含まれた文章
という4つの特徴があります。
そのページにしか書かれていないオリジナル文章
Googleは他のページに書かれていない、そのページにだけ書かれている文章を高く評価します。同じサイト内にある他のページや、他のドメインのサイトにあるページに書かれている文章をコピーして自社のWebページに掲載するとそのページの評価が下がり検索順位が上がりづらくなります。
それどころかそうしたコピーコンテンツ、重複コンテンツを増やせば増やすほどサイト全体の評価が下がり、サイト内のどのページにも悪影響を及ぼすことになります。
現実には100％オリジナル文章ということは難しいので少なくともページ内の本文に書かれている文字の70％以上をオリジナル文章にすることを目指して下さい。
テキストリンク以外の文章
Webページ内のテキスト(文字)の中には通常のテキストだけではなく、テキストリンク(アンカーテキストリンク)が含まれている時があります。
下の図は本文の中にテキストリンクが含まれた例です。
「デザイナーズプラン」という部分をクリックするとデザイナーズプランについて説明したページにユーザーは移動します。
テキストリンク部分に書かれている言葉は基本的にこのように他のページの内容を指し示すのでリンク先についての情報であり、リンクを張っているページの情報ではありません。
そのため正味有効テキストの文字数を数える時にはテキストリンク内の文字は含めないようにして下さい。
画像のALT属性以外の文章
Webページ内にJPGやGIF等の画像を掲載する時にその画像が何の画像かを端的に説明するのが画像のALT属性部分です。
通常、ALT属性には下の図にあるように画像についての端的な説明を文字で記述します。
【画像の例】
【上の画像のソースとその中のALT属性の例】
そうすることによりGoogle等の検索エンジンは画像の内容を理解しやすくなります。
しかし、SEOのためにALT属性の中にたくさんの文字を詰め込むことが流行したために最近ではALT属性の中の文字を高く評価しない傾向があります。
そのため正味有効テキストにはALT属性に記述した文字は含めないようにして下さい。
単語の羅列では無い助詞、助動詞、句読点等が含まれた文章
正味有効テキストには単なる単語の羅列は含まれません。段落内の文章の一部に少し単語の羅列があるのものは含まれますが、単語の羅列だけの段落にある文字は検索エンジンの評価が低いために正味有効テキストには含まれません。
【正味有効テキストにはならない単なる単語の羅列の例】
青山・原宿・表参道
渋谷・松涛
代々木公園・代々木上原
恵比寿・代官山・中目黒
乃木坂・赤坂・溜池
白金・高輪
六本木・麻布・広尾
芝浦・台場
銀座・築地・八丁堀
代々木・千駄ヶ谷
新宿・四谷・市ヶ谷
目黒・五反田
【段落内の文章の一部に単語の羅列が少しあるので正味有効テキストとなる例】
溜池山王、赤坂、青山、原宿、表参道方面で店舗物件をお探しの方は担当の鈴木までお気軽にお問合せ下さい。営業時間は9時から18時です。水曜日は定休日です。
(、や。の句読点、で、を、の、は等の助詞、です等の助動詞が含まれているのと地域名の数がやや少ないので正味有効テキストになります)
また、表(テーブル)の中に記述されているデータも文章で無いものは単語の羅列扱いになり正味有効テキストとして数えないようにして下さい。
【表の中に記述されているデータの例】
このようにGoogle等の検索エンジンは単語の羅列やテキストリンク、ALT属性内の文字など、簡単に増やすことが出来る文字は高く評価しません。高く評価するのは他のWebページに書かれていない一定の努力を必要とする文章に限られます。
正味有効テキストを増やす工夫
正味有効テキストをWebページ内に増やすことは上位表示をするために重要なことですが、簡単なことではありません。
正味有効テキストを増やす工夫としては：
(1)画像を追加して画像の下に画像の説明文を書く
(2)今ある段落の下にさらに補足の説明を加える
(3)事例やレビュー、お客様の声等を追加する
(4)関連した最新情報を最新ニュースとして追加する
(5)関連したテーマのコラム等を追加する
(6)関連したテーマのQ&Aや質問文だけを追加する
などの方法があります。
上位表示を目指すページはもちろん、文字数が少ないページはこうした工夫をするなどして正味有効テキストを増やすようにして下さい。
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