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1、成約率の高いキーワード

 

指名検索キーワード



指名検索(Navigational Queries)はクイーンズランド技術大学(QUT)等の調査によると全検索ユーザーの1割を占め、「アマゾン」や「ヤフオク」等企業名やそのブランド名での検索でそこで購入しようとする購買意欲の高い検索ユーザーが検索するキーワードであり、成約率が最も高く経済価値が最も高いものです。


本をネットで買おうと思った時はGoogleで「本 通販」という普通名詞で検索するのではなく、固有名詞の「アマゾン」で検索するユーザーが増えています。


楽天市場でユーザー登録をしている人ならば「楽天」というキーワードで検索する人は多いはずです。


ブログを書き始めたいと思ったユーザーは普通名詞の「無料ブログ」だとか、「ブログ 無料」で検索する人もいますが、「アメブロ」という固有名詞で検索する人も多いはずです。


これらが事実であるかを確認するには、どのようなキーワードでユーザーがサイトを訪問したかなど調査する競合調査ソフトの「シミラーウェブPRO」が役に立ちます。






データを見ると確かにこれらのサイトを訪問する検索ユーザーはサービス名、または企業名という固有名詞で検索していることが分かります。


こうしたサービス名(または企業名)という固有名詞で検索することを指名検索(Navigational Queries)と呼びます。


購入検索キーワード


購入検索(Transactional Queries)というのはモノやサービスを購入する時に検索するキーワードで例としては「ノートパソコン 通販」、「相続 弁護士 大阪」などのキーワードがあり、指名検索(Navigational Queries)に次いで2番目に成約率が高く経済価値が高いキーワードです。そしてこの種類の検索キーワードは全検索のうち約1割を占めます。


成約率が高いため多くの企業がこの購入検索(Transactional Queries)というキーワードでの上位表示を狙っています。


購入検索キーワードには:


インプラント
印鑑
表札 通販
インプラント 名古屋
交通事故 弁護士 千葉
賃貸マンション 港区
不用品回収 横浜
相続相談 東京
整体院 大阪
格安航空券 予約
ホームページ制作会社 福岡


などがあります。


これらのキーワードは検索ユーザーが自分の問題を解決するための商品、またはサービスを見つけるための検索キーワードなのでそれはそのまま「儲かるキーワード」になることが多く、非常に競争率の高いキーワードであることがほとんどです。そして競争率が高ければ高いほど上位表示が困難になるため高額な広告費用をかけて検索結果ページの目立つ所に表示されるリスティング広告として購入する企業が増えてきています。


しかしそのようにリスティング広告を購入してばかりいると企業の利益の中から広告費の出費が増えて利益率が低くなってしまいます。これを避けるためには、訪問者数を増やすキーワードである情報検索(Informational Queries)のキーワードでの上位表示を増やすことです。



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