２、パンダアップデートに耐えるコンテンツ

文字数の多さ

SEOを始めたばかりの人が疑問に思う事の１つは、ページ内にはどのくらい文字を書けば上位表示しやすくなるのかという疑問です。

文字数が多ければ確実に上位表示するというものではありません。あくまでも検索ユーザーが満足するだけの情報量を提供するのがSEO担当者やWebサイト運営者の責務です。

しかし、それでも文字数が少ないページのほうが多いページよりも上位表示しづらいことは確かです。

様々なページの文字数を計測した結果、概ね次のような目標値が適切だということがわかってきました。

（1）上位表示を目指さないページの文字数は ＝ 500文字以上

（2）上位表示を目指すページの文字数は ＝ 800文字以上

（3）競争率が激しい目標キーワードを設定したページの文字数は ＝ 3800文字以上

という3つの目標値です。

ページ内の文字数は肉眼で１つ１つ数えると時間がかかってしまいます。簡単に文字数を数える方法としては文字数をカウントするサイトを使うことです。

手順としては：

（1）カウントしたい文字の部分を次の図のようにマウスで選択して反転表示します。

（2）それをコピーして文字数カウントサイトの文字入力欄に貼り付けカウントボタンをクリックします。そうすると次の図のように文字数が即時に計算されて表示されます。

【文字カウントサイトの一例】

http://www1.odn.ne.jp/megukuma/count.htm

以上がほとんどの業界、目標キーワードで上位表示しているサイトにある各ページの文字数の目安です。いくつかの業種においてはそれらよりも2倍かそれ以上文字数が無いと中々上位表示しにくいということがわかってきました。

それらの業種とは：

（1）法律業界

（2）医療・健康・美容業界

（3）その他技術系の業界

などです。

何故これらの業界のサイトは他の業界のサイトに比べて文字数が２倍かそれ以上書かれている傾向があるのかというと専門知識が無いと理解し難いテーマを扱っているため一般の人でも理解できるように丁寧に書かないとメッセージが伝わらないからだと思われます。

こうした業界のWebページの上位表示を目指している場合は：

（1）上位表示を目指さないページの文字数は ＝ 500文字以上 × 2 ＝ 1000文字以上

（2）上位表示を目指すページの文字数は ＝ 800文字以上 × 2 ＝ 1600文字以上

（3）競争率が激しい目標キーワードを設定したページの文字数は ＝ 3800文字以上 × 2 ＝ 7600文字以上

を目指して下さい。

独自性

独自性には2つの意味があります。1つはネット上でそのWebページにしか書かれていない情報です。Wikipediaに書かれている情報やその他著作権で保護されている他人が運営するサイトの情報を無断でコピーすることは法律的だけではなく、SEO的にも許されません。

そうしたことをGoogleが許すと上位表示をするために手段を選ばない人達が他人のサイトから勝手に情報をコピーして他のドメインにある情報を寄せ集めただけのほとんど無意味がサイトばかりが増えてしまうからです。そうしたことになったらGoogleの検索結果上には無意味なサイトばかりが表示されてGoogleはユーザーからの信頼を失うことになります。

もう一つの独自性の意味は、サイトに内にあるページに書かれていることを同じサイトの中にある他のページにもコピーしているかどうかです。

もしそうしたことをGoogleが許せば上位表示を有利にするためにページ数を簡単に増やすことが出来るようになってしまいます。

そうなると単にページ数が多いからという理由でGoogleがそうしたサイトを上位表示させてしまい、これもGoogleがユーザーの信頼を失う原因になってしまいます。

こうした事態を避けるためにGoogleはサイトの独自性については厳しく監視をして、違反するサイトは上位表示出来ないように罰する必要があるのです。

有益性

次に重要なのはコンテンツがユーザーにとって有益かどうかです。
文字数が多くて独自性が高いコンテンツだからというだけではGoogleは高く評価してくれません。

Googleが最も高く評価するコンテンツはユーザーにとって役立つページです。

ユーザーにとって役立つページというのはページの中にある情報を見ることによって次のようなメリットが得られるものです：

①発見：何らかの気付きが得られる

②学び：何らかのノウハウが得られる

③娯楽：笑いや癒やしが得られる

④感動：感動が得られる

これらのいずれかが含まれないページは最後まで読んでもらえずに読者が離脱する原因になりSEOに逆効果、もしくは効果が全く無いという結果をもたらします。

SEO効果を出すにはこれら4つのうちいずれか1つでも含まれたページを作ることを目指す必要があります。

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