HOME > SEO検定2級 問題解説 > Googleページランクの限界・新しいページランクの登場【SEO検定2級・第21問】

Googleページランクの限界・新しいページランクの登場【SEO検定2級・第21問】

2023年03月19日


Googleページランクとは何か?

前回の動画でも説明しましたが、ページランクの意味をまだご存じでない方のために私が十数年前に作ったページランクの対策セミナーがあるので、それをお見せしたいと思います。



こちらは私が2007年に作った「Googleページランク大変動緊急対策セミナー」というタイトルのセミナーです。
その当時Googleで上位表示するためにはページランクが高いサイトからリンクをしてもらうということが必須条件でした。

ページランクというのは、0から10までの11段階に分けたウェブサイトの偏差値のようなもので、どのぐらい人気があるかという指標です。

ページランクが0というのは、作ったばかりのサイトで誰からもリンクされていないようなサイトです。
そしてウェブサイトの内容が面白くなくてほとんど誰もリンクしてくれてないようなサイトもページランク0になります。

一方、正反対のページランクが10というのは、ものすごくたくさんのサイトからリンクされているサイトです。
またはページランクが高いサイトからリンクされているサイトです。
そういうサイトはページランクが10という対極的な数値を取れるようになっていました。

ページランク10というサイトを私は見た記憶はありませんが、ページランクが9というところは見たことがあります。

当時ページランク9というのは、ウキペディアとか、日本の大学では慶応義塾大学がページランク9でした。あとはほとんど無くてYahoo!ジャパンがページランク8でした。
そして、Googleはページランク9でした。

ということで、ページランクは、その当時一般の企業の場合、平均値であるページランク5というのはかなり高い数字でした。

例えばページランク5のサイトから3サイトリンクされていると、ページランク1のサイトから100個からリンクされているより格段に効果がありました。
ページランク高いサイトから1件でも2件でもリンクされるだけでそのリンクされたサイトの評価は上がり、順位が上がる。

それとは逆に、どんなにたくさんのサイトからリンクされたとしても、ページランクが低いサイトからたくさんリンクされても上位表示効果はない。

こういう仕組みがページランクです。

ということで、ページランクというのはウェブサイトの人気度の指標・偏差値のようなもので、Webサイトを「0〜10」の11段階でランク付けするGoogle検索エンジン独自のランキング指標のことです。

そして、これが当時今から5,6年前まで公開されていたgoogleのページランクのビジュアルです。
ページランクを表示するプラグインを、Googleさんが提供していました。
確かGoogleサーチツールみたいなものです。



当時Googleはあまり人気がなかったので、いろいろな人たちにここの上のところにGoogleのプラグインをつけさせようとしていました。

いろいろな人たちがプラグインをつけて、それを押すとGoogleの検索窓が出てきて検索できたり、あるいは緑色のゲージのようなページランクの指標が見えたのです。
それを長い間公開していましたが、Googleはページランクを2016年3月までは発表していましたが、現在はページランクの表示を停止しました。

新しいページランクの登場【第21問(2)】



ですが、今でもGoogleはインデックスしたWebサイトだけではなくて、そのサイトの中の各ページごとにページランクを付けています。

しかし一般には公開していませんが、グーグラーというGoogle社内の発言する人たちの話によると、ページランクは現在も使っているということです。ただ、一般の人たちには見せていないということです。

ということは、私たちは今でもページランクが高いと思われるサイトからリングしてもらうよう心がけないとGoogleは現在もページランクを重視しているから、いくら頑張っても上位表示はできません。
だから被リンク獲得対策が大事です。ただ単にWebサイトを作ってコンテンツを充実させるというだけでは上位表示することは難しいです。
登録してくれるところに登録をお願いしたり、紹介してくれそうなサイトを見つけてお願いをすることが大事です。場合によっては登録の手続きが必要でしょう。
そういうことはすごく面倒ですけど、怠らないでください。

被リンク対策の動画もいろいろたくさんありますので、そういったものもこのチャンネルでご覧ください。

ただし、Googleのオリジナルのページランクシステムが使われていたのは2006年までだったそうです。

何故廃止したかというと、別の動画でも説明しましたが、あまりにも多くの人がページランクを知り過ぎてしまったからです
ページランクが高いサイトからリンクしてもらえれば順位が上がると思っている人が増えたのです。

コンテンツなどの内容の重要性などは認識せずに、良いコンテンツを書かなくてもページランクが高いサイトからリンクされれば良いという発想の人たちや、ページランクが高いサイトはどこか?そればかりを考える人たちが増えたからです。

ページランク5とか6とか、それ以上高いサイトからリンクしてもらうと、リンクされたサイトの内容がどんなにつまらなくてもGoogleで上位表示してしまったのです。

それではユーザーの求める検索結果が反映されなくなってしまうということで、Googleは新しいページランクを開発しました。

こちらの特許にも書いてありますが、ウェブリンクに於けるサイトどうしの距離を使ってページのランキングを作るという比較的有名な特許です。



・Producing a ranking for pages using distances in a web-link graph
この言葉で検索すると、実際にGoogle特許というところを見ることが出来ます。

この特許によると、Googleはページランクを決めるときに予め世界のWebサイトの中でものすごく信頼できるサイトをほんの少数ですが設定するそうです。
そこがシードという名前を付けられるということで、ページランクの種(シード)になります。

そのシードのサイトからリンクされたサイトは、ページランクがすごく高くなるのです。



今回の動画では
★Googleの検索順位を決める大きな要因である新しいページランクとは何かをGoogleの特許を読み解いて全日本SEO協会の鈴木将司が解説します。

皆様のご視聴、お待ちしております。

全日本SEO協会・SEO検定公式サイトはこちらです。
https://www.ajsa.or.jp/kentei/seo/
プロフィール
こんにちは!
全日本SEO協会スタッフです。
このブログでは、当協会が主催しているSEO検定の日程スケジュールや申し込み状況、合否通知の発送、その他、お役立ちコンテンツをお届けします。

最新情報はTwitterでも発信していますので、Twitterのフォローもよろしくお願いします!

SEO検定公式サイト
https://www.ajsa.or.jp/kentei/seo/
SEO検定公式Twitter
@alljapanseo
https://twitter.com/alljapanseo
<< 2023年 03月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
最新記事